山田温泉(家族風呂)

久留米から大分までを東西につなぐ国道210号は玖珠町も貫く。町の賑わいから西へ1㎞程度、郊外型の店舗などが点在する風景の中にビジネスホテルの表示を掲げた2階建ての建物が見えてくる。駅前などで見かけ10数階建て鉄筋構造のビジネスホテルとは異なる木造、低階層の建物だ。





敷地内には黒い色合いでデザインされた浴舎が建つ。壁には家族風呂と明確に表示がある。受付はビジネスホテルの表示がある建物の1階で行う。部屋の名前が書かれた小さな木札と100円玉を渡される。札には一番奥の部屋の名前が書かれていた。

脱衣所には長椅子、洗面台、プラ籠、扇風機が備わる。程よい空間が確保されている。脱衣所の一角に100円玉を投入するボックスがある。受付でもらった100円玉を入れると浴槽に湯口から湯が注がれる。浴槽は空っぽで、毎回温泉が入れ替わるのだ。そっけないPV管からは勢いよく湯が注がれ、10分程度で満杯になる。その後は少量の湯が供給され、30分ほどで停止する。





注がれる湯は無色透明、無臭だ。口に含むと弱い鉱物味がする。弱いヌルツル感が肌に残るが、印象は弱く至って素直だ。掲示されている温泉の利用状況によれば、消毒はされていないが15%加水されているようだ。

浴室は8畳間ほどの広さが確保されている。ゆったりした印象を受ける。窓を開けると玖珠の風景が見える。浴槽、浴室の床は緑系の平石が用いられ統一された意匠である。







浴槽の淵にプラ籠があり、バラの花で満たされていた。土曜日のみのサービスで浴槽に浮かべることができるらしい。


山田温泉
玖珠町山田248-6
0973(72)1126
単純温泉
泉温不明(表示見当たらず)
シャンプー類あり ドライヤーなし
家族風呂(内湯)
1050円/50分
10:00~24:00
2016/11/26