湯平温泉 銀の湯

石畳が続く坂道と花合野川に沿い、宿や土産物屋が風情を醸し出す。石畳の誕生は江戸後期と云われる。歴史を重ねた温泉場である。5つある共同湯のひとつが銀の湯だ。10年ほど前に改装されたらしい。



浴舎前には足湯が設けられている。入口右手にある飲泉場は提供されていなかった。
入口扉の左右に料金箱がある。こちらに200円を入れる。中に入ると番台らしきものがあるが、誰もいない。以前は人がいたらしい。右が男湯だ。

脱衣所にはコインロッカーも備わる。浴場はやや暗い。男女を分ける左壁に浴槽、正面に洗い場3つと浴槽手前左にひとつ用意されている。浴槽はコンクリート製で淵には木があしらわれている。注がれる湯は適温、無色透明である。これといった臭いは感じ取れない。洗い場は押し込み式、出てくる湯は温泉のようだ。





天井を見上げると湯抜きが口を開けている。一人っきりの浴場は静かで、贅沢な時間だけが過ぎていく。

浴場は掃除が行き届いている。気持ちよく利用できる。
脱衣所と浴場は仕切られていて、仕切りの壁には透明ガラスが埋め込まれている。盗難を防ぐ工夫かもしれない。


湯平温泉 銀の湯
由布市湯布院町湯平351-7
湯平温泉観光案内所 0977(86)2367 HP
湯平温泉観光協会HP(音声が流れる)
アルカリ性単純温泉
56.8℃
シャンプー類なし ドライヤーなし
内湯
200円
6:00~21:30
2015/5/23